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疑惑の代議士 秘書時代に超高級マンション取得
~永田町からも疑問の声~

2013年2月 8日 08:55

藤丸敏氏 疑惑まみれの新人代議士が、秘書時代に超高級マンションを購入していたことが分かった。
 問題の議員は、昨年暮の総選挙で初当選した藤丸敏氏(52)。衆院選出馬まで、引退した古賀誠元自民党幹事長の秘書を務めていた人物だが、平成20年に、1億円近いと見られる東京都江東区豊洲の超高級マンションの1室を購入していた。
 永田町関係者からも、「秘書の給与水準から考えて、容易に買える物件ではない」との声が上がっているが、このマンションの住所地をめぐって別の問題も浮上している。
(写真が藤丸敏衆議院議員)

人気の豊洲 設備はホテル並
億ション 藤丸議員が購入していたのは、江東区豊洲にある52階建マンションの最上階近くの一室。居住者の要望に応えるコンシェルジュサービスが受けられるほか、ジェットバス付きプール、ゲストルーム、キッズルーム、コンビニ、保育所に加えスカイラウンジまで完備した超高級マンションだ。東京湾に面した部屋の中からは、レインボーブリッジを眺めることもでき、有名ホテル以上の設備と言っても過言ではない物件である。

 不動産登記簿によれば、藤丸議員のマンション購入は平成20年3月。同マンションが新築登記された直後だった。購入時に信用保証会社と保証委託契約を結んでおり、この時設定された抵当権の債権額は6,270万円となっている。
(下は登記簿の一部。赤いアンダーラインと黒塗りはHUNTER編集部)

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 購入価格について調べてみたが、不動産業者の話では、このマンション自体の人気が高い上に、藤丸議員が所有する部屋が最上階に近いため1億円を超える可能性もあるという。中古物件市場でも1億円を超える部屋があることがネット上で確認できる。ちなみに、藤丸議員の所有物件と同じ階にあって10㎡ほど狭い部屋が賃貸物件となっているが、家賃は月額約34万円。庶民感覚とは程遠い世界だ。

金庫番の華麗な生活
 藤丸氏は、長年、古賀誠元自民党幹事長を支える“金庫番”と目されてきた人物である。古賀元幹事長の事務所の内情を知る関係者の大半が、「表裏一体」と語るほどの関係で、古賀氏にまつわる利権の交通整理―すなわち建設業界の仕切り役として知られている。様々な公共事業の陰に藤丸氏の動きがあったと証言する建設業者は少なくない。
 昨年2月、都内で「第58回JA全国青年大会」が開催されたが、大会終了後に行われた銀座のクラブ接待でJAのメンバーを引率したのが藤丸氏だった(参照記事⇒「古賀誠元幹事長側にクラブ接待の疑い」。

 豊洲のマンションは、一介の秘書に手が届くとは思えない物件だが、藤丸氏にとってはたいした買い物ではなかったかもしれない。同氏は、秘書時代から高価なクラシックカーやクルーザーを保有してきたとされ、多彩な趣味を持つ実力派秘書の足跡は、クラシックカーのレース結果でも明らか。九州のあるレースで藤丸氏が駆ったのは、「フェラーリディーノ 206GT」という数千万円はする名車だった。

 藤丸氏を知る永田町関係者はこう語る。「秘書の給料なんて知れたもの。藤丸は私設秘書だった時代の方が長いかもしれないし、公設秘書といっても彼がもっとも給料が高い政策秘書になったことはないはず。なぜ超がつく高級マンションを買えたのかは、容易に想像がつくだろう。もっともマニア垂涎の高級クラシックカーを何台も所有し、クルーザーまで持っていたのだから、高い買い物でもなかったかな」。

住所地への疑問が浮上
 ところで、藤丸議員は初当選後、赤坂の衆議院議員宿舎に入居する意向を示していたとされるが、選挙時の住所をめぐって虚偽公表が疑われる事実があったことが分かってきた。そのことについては次稿で詳細を報じるが、藤丸氏の行儀の悪さについて、これまでの主な記事を列挙しておきたい。

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