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高島福岡市長 出張利用し芸人と飲み会
テレビ番組で流れた証拠写真

2014年8月27日 08:50

「福岡会」で楽しむ高島市長 “論より証拠”という。1枚の写真によって、東京出張を利用し「東京の夜」を楽しんできた高島宗一郎福岡市長が、今年6月の東京出張の後、芸人らの飲み会に参加していたことが明らかとなった。税金利用の遊興である。
 市長の出張をめぐっては、昨年2月に韓国・釜山を訪れた際、公務の合間に一般人女性と一夜を共にしていた疑いが浮上したばかり。市民を愚弄する放蕩三昧に、厳しい批判の声が上がりそうだ。

放送された1枚の写真
 下の画像は、TBS系列で木曜夜に放送されているバラエティ番組『櫻井有吉アブナイ夜会』の1場面。8月21日に放送予定の内容を、14日の同番組で予告した時のものだ。テレビの画面を写したため鮮明さに欠けるが、紹介された1枚の写真によって、福岡出身の芸能人が集まっていたことが分かる。人気芸人のカンニング竹山氏、華丸氏、原口 あきまさ氏、俳優の陣内孝則、妻夫木聡両氏、歌手の藤井フミヤ氏といった豪華な顔ぶれだ。その中に交じり、オニイチャン風の青い服を着て満面の笑顔を見せている赤い円内の人物こそ、高島宗一郎福岡市長である(赤い矢印と丸い囲みはHUNTER編集部)。

福岡会に参加している高島市長

 番組予告で紹介されたこの写真は、福岡県出身の芸能人が集う「福岡会」という会合での1コマ。今年6月14日に東京都内で開かれたとされ、ほとんどの参加者が集合写真におさまっていた。24日放送の『櫻井有吉アブナイ夜会』本編では、福岡出身のタレント・カンニング竹山氏がゲストとして登場。「福岡会」の様子について話したが、市長のことには触れずじまい。予告ではハッキリと映っていた高島市長の顔に、なぜかモザイクがかけられていた。

 番組の中でカンニング竹山氏が語ったところによれば、「福岡会」とは福岡県出身の芸能人らによる“飲み会”。つまり市長は、芸人たちと一緒に盛り上がっていたというわけだ。問題の「福岡会」が開かれた6月14日は土曜日。個人的に上京して飲み会に参加したのかと思いきや、そうではなかった。

公費出張延ばして「飲み会」
 じつは高島市長、6月11日から13日までの日程で、東京に公費出張していた。下が、その時の出張命令書。目的は、12日が「福岡市政に関する懇談会、現代ビジネス対談」。13日は「総務省協議」となっている。

旅行命令(依頼)書

 赤いアンダーラインで示した通り、13日の用務終了後に『私用で東京に滞在』するため、帰りの航空券代は支給されていない。13日(金)に東京に留まったのは、翌14日(土)に行われる予定だった「福岡会」のためだと見るのが普通だろう。14日は当然福岡市には帰れない。芸人らの「飲み会」に参加したいばかりに、2日間も東京滞在を延ばした形。地元福岡をほったらかして、芸人らと酒を酌み交わしていたことになる。こうなると、13日の「総務省協議」なるものが、本当に必要だったのかどうかさえ疑わしい。

 市長は、平成25年1月から今日まで、東京出張の度に片道分の旅費を自己負担する形で、公式日程の前か後の日をプライベートに利用。「東京の夜」を増やすことに専念してきた。それ以前の東京出張にも、必要性のないものが含まれていた可能性が高い。税金の私的流用が疑われるだけでなく、地元で起きる災害などの事態に対する危機管理上の問題も生じている。

【参照記事】
「疑惑の出張(上) ― 福岡市長と号泣県議の共通点 ―」
「疑惑の出張(中) 「首都圏の夜」満喫する高島福岡市長」 
「疑惑の出張(下) 福岡市長の東京泊、無理やり設定の可能性」
福岡市 出張疑惑の問題点



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