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懲りない鹿児島県

情報公開でまたしても隠蔽

2011年12月14日 09:20

 伊藤祐一郎鹿児島知事の県政運営の基本は、都合の悪い情報は徹底して隠すということらしい。

 迷走の末に情報公開請求に応じるとした薩摩川内市の産廃処分場に関する文書のなかに、昨日報じた地域支援策についての公文書が含まれていなかったことが判明した(記事参照)。
 
 処理場建設にあたって不可欠な地元自治会との協定や億単位の地域対策費について隠した形だが、県側は一連の文書とともに開示するよう求めたHUNTERの要請を拒絶。新たに情報公開請求しなければ文書を開示しないとしている。



変わらぬ隠蔽体質
 昨日、鹿児島県が地元住民らの反対を無視して薩摩川内市に建設を強行している産業廃棄物の最終処分場にからみ、巨額の地元対策費をばら撒いている実態を報じた。
 
 カネの力で地元住民を黙らせるという、原発建設と同じ構図が展開されているわけだが、同市内の処理場建設は、この地元対策費がなければ進まなかったことになる。

 HUNTERが鹿児島県に情報公開請求していたのは、「薩摩川内市で建設中の産業廃棄物処理場に関するすべての文書」である。
 計画段階から請求日までの経過が分かる文書を含むことも明記しており、処理場建設を可能とした地元対策費関連の文書は欠かせないはずだ。

 しかし、迷走の末に県が送付してきた開示決定書に添付された「公文書一覧」には、処理場建設のための地元自治会との協定書や地元対策費などに関する文書は1枚も含まれていない。またしても意図的な隠蔽だ。
 
 県廃棄物・リサイクル課に対して、開示予定とされる文書が不完全であることを説明し、漏れなく公開するよう要請したが、「検討する」と言う。時間を置いて返ってきた答えは「別に情報公開請求をかけて下さい」という、予想通りのものだった。
 再び文書の開示決定期限を2ヶ月以上引き延ばし、「開示・不開示の判断をしない」と言い出すのかもしれない。

 ちなみに伊藤知事が平成16年の知事選で掲げたマニフェストには「『オープン・かごしま』- 日本一透明県宣言」とあるが、2期目に挑んだ平成20年のマニフェストからは情報公開についての記述は抜け落ちている。
 
 キャリア官僚の傲慢さが顕在化している証左ではあるが、そのお陰でいまや鹿児島県は日本一の隠蔽体質だ。病的と言っても過言ではあるまいが・・・。



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