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高島福岡市長 政治資金でライオンズクラブ活動
指摘受け修正へ

2013年2月26日 08:35

 福岡市の高島宗一郎市長が、ライオンズクラブの会費を、資金管理団体「アジアリーダー都市研究会」の政治活動費として計上、交際費名目で支払を行っていたことが明らかとなった。

 個人での参加を前提に、政治や宗教と一線を画すライオンズクラブの活動理念と合致しておらず、適切な政治資金処理とは言い難い状況だ。

 HUNTERの取材に応えた同団体の会計責任者は、何らかの形で修正する意向を示している。

ライオンズの会費、交際費として処理
 高島市長側が福岡県選挙管理委員会に提出した「アジアリーダー都市研究会」の政治資金収支報告書によれば、平成23年11月、福岡市内のライオンズクラブ会費83,500円が、同団体の政治活動費のうちの「交際費」から支出されていた(下は収支報告所の一部)。

収支報告所の一部

 ライオンズクラブは、個人での入会を原則とする国際的な社会奉仕団体で、地域ごとに単位クラブがある。活動の中に政治や宗教を持ち込まないことを原則としているため、“政治活動の一環”として参加することはできない。

 25日、「アジアリーダー都市研究会」の会計責任者を務めている高島市長の私設秘書に確認したところ、次のように話した。
「HUNTERに石破幹事長がライオンズの会費を政治活動費から支出していたという記事が出ていたので、県選管と協議して収支報告書を作成した。しかし、石破幹事長が修正などを行っているのであれば、こちらも何らかの形で修正する方向で考えたい」。

石破幹事長は団体側に返金 
 市長秘書が言うHUNTERの石破幹事長に関する記事とは、石破茂自民党幹事長の支援団体「石破しげる後援会」が、政治活動費のうち「組織対策費」の名目で、平成21年、同22年に、それぞれ18万円を「鳥取中央ライオンズクラブ」に『会費』として支出していたというもの(平成24年11月13日配信)。
 記事配信後、石破幹事長の事務所は、誤解を招くことがないよう、石茂氏本人が石破しげる後援会に返金する形で処理するとしていた。

「政治とカネ」で脇の甘さ 
 高島市長の政治資金をめぐっては、市長選時の関連政治団体の収支報告書に虚偽報告の疑いがあるほか(参照記事⇒「高島福岡市長陣営に虚偽報告の疑い 」)、平成23年11月に開催された市長の政治資金パーティーに際し、市の副市長が市長側からまとまった枚数のパーティー券を預かったうえ、市職員らに参加を呼びかけていたことをHUNTERが報道、その後市議会でも追及されていた(参照記事⇒「副市長がパー券配布」)。
 政治とカネで、脇の甘さを見せる高島市長だが、「カワイイ区」をはじめ先読みのできない市政運営にも問題がありそうだ。









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