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政権末期

2019年12月18日 09:10

官邸.png モリ・カケ・日報ときて桜で極まる政権の腐敗――。日本政府のレベル低下に合わせるように政治家の質も落ちてきたようで、女子大生買春に精を出す議員や、女性官僚とデートするため、公費を使って京都への不倫旅行を楽しむ首相補佐官まで現れた。堕ちるところまで堕ちたと言う他ない政治の惨状だ。
 そうした中、共同通信が今月14、15の両日に行った世論調査で、安倍内閣の支持率が11月の前回調査から6ポイント減となり、支持(42.7%)を不支持(43%)が上回る結果となった。安倍首相の自民党総裁4選に反対と答えた人は61.5%。長期政権に終わりが近づいている。

■下がり続ける内閣支持率
 共同通信の調査結果を見ると、安倍内閣を「支持する」と答えた人が42.7%、「支持しない」と答えた人が43.0%という結果だった。10月調査から10ポイント以上下げた形だ。支持と不支持が逆転したのは1年ぶりだが、不支持理由が首相自身の言動にあることに注目すべきだろう。

 「支持しない」と答えた人の36.1%が「首相を信頼できない」、18.9%が「首相にふさわしいと思えない」を理由として挙げており、安倍首相への不信感が政権の足を引っ張っていることが分かる。数多くの嘘とでっち上げに気付きながら、他に適任者がいないという消極的な理由で政権を支持してきた層が、いよいよ安倍晋三という政治家に「NO」を突き付ける状況になったということだろう。首相の自民党総裁4選に反対と答えた人は61.5%に上っている。

 自民党の支持率も前回の41.8%から36%へと急落しており、“一強”に沈黙してきた同党の議員たちも、ポスト安倍に目を向け始めた。安倍政権の消長よりも、次の選挙で自分がどう生き残るかという課題の方が大事だからだ。党内からは「安倍さんの4選はなくなった。憲法改正など絶対無理。オリンピックどころか、桜の季節まで政権がもつかどうかだ」(中堅議員)といった声も上がる。

■当選5回の衆院議員と首相補佐官が「不倫」
 首相自身の不人気に加え、自民党議員の不祥事が、支持率低下に拍車をかけそうだ。9月に発足した第4次安倍第2次改造内閣では、菅原一秀前経済産業相が公選法違反疑惑で辞任。その数日後には河井克行衆院議員が、参議院議員となった妻の選挙違反疑惑で法相を辞任した。2閣僚の首を飛ばしたのは、週刊文春のスクープ報道だった。
 
 今回、週刊新潮に悪行を指摘されたのは、自民党の小里泰弘衆議院議員(鹿児島3区・当選5回)。ホテルで肉体関係を結ぶたびに女子大生に10万円支払い、別れ話がこじれて180万円振り込んだというのだから、開いた口が塞がらない。買春の原資は議員歳費であり、つまりは税金。選良には程遠い愚行に、鹿児島県民も呆れ顔だ。
「鹿児島の恥だ。小里さんのおやじは、派閥の領袖にまでなった人物。恵まれた環境で育ったはずなのに、女子大生と不倫していたというのだから、支持者としては言い訳を聞く気にもならない。奥さんは「ハメられた」と言っているようだが、小里さん自身が肉体関係を認めているのだから、買春であることは確かだろう。辞職するべきだ」(薩摩川内市の会社経営者)

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 文春砲に撃ち方止めはないようで、またしても政権中枢に砲弾を撃ち込んだ。狙われたのは、安倍首相の右腕として知られる泉洋人首相補佐官。厚生労働省大臣官房審議官(兼内閣官房健康・医療戦略室次長)の大坪寛子氏(52)が、京都に出張した際、ハイヤーを借りて私的な観光を楽しんでいたことが報じられている。
  
 九州地方選出のある衆議院議員は、ため息交じりにこう話す。
「首相の不人気に加え、補佐官の公私混同、同僚議員の不倫とマイナス要因ばかりだ。これで支持率が下がらない方がおかしい。官邸は、桜を見る会の追及をかわすため1月解散を模索するかもしれないが、いくら野党の候補者が揃わないといっても、この状況で選挙をやれば、我々(自民党)が議席を減らすのは必至。憲法改正も消える。政権が追い込まれているのは事実で、1月には何が起きても不思議ではない」 



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