月刊誌「新潮45」誌上でLGBTのカップルについて、「彼ら彼女らは子供をつくらない、つまり『生産性』がない」「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるのか」などと持論を展開した自民党の杉田水脈衆議院議員。「性的少数者」の人権を無視した暴論に批判が噴き出す状況となっているが、永田町では、変わった性癖を持つ杉田議員の公設秘書が話題になっている。
(写真手前が衆議院第1議員会館、その奥に衆院第2議員会館、参院議員会館)
■話題の主の経歴は……
「生産性」騒動を受け永田町で話題となっているのは、杉田氏の公設秘書を務めている女性秘書K氏。父親が福岡県の労組委員長だったというK秘書は、民主党政権下で比例九州ブロック選出の衆院議員の事務所に入り、「事務所長」に就任する。
民主党政権の崩壊に伴い、今度は自民党衆院議員の秘書に。そこをわずかな期間で退職した後は、「みんなの党」の政策調査室や「日本維新の会」の参議院事務局で職員として働いていた。
次に彼女を雇ったのは、「このハゲ~~~」で有名になった豊田真由子前衆院議員。昨年1月から7月まで、朝4時にたたき起こされるなど、豊田氏の“酷使”に耐えていたという。豊田氏が落選した昨年の総選挙後、杉田水脈衆院議員の公設秘書となり現在に至っている。
■中洲で「SMの女王」?
渡り職人が多い秘書の世界、特に彼女の経歴が珍しいわけではない。話題になるのは、K秘書が政治の世界に入る前の職業だ。民主党議員の事務局長だった頃、ある懇親会で彼女は「私、趣味はSMなんです」「昔は中洲にいました」と発言。参加者を驚かせていた。K秘書は、他の場面でもSMが趣味であることを公言していた。
中洲は西日本最大の繁華街。そこでSMといえば仕事は水商売で、しかも変わった性癖を売り物にしていたということだ。S(加虐嗜好)とM(被虐嗜好)のどちらかまでは説明がなかったらしいが、K秘書を知る関係者の話を聞けば、明らかに「S」。激しい気性で、事務所長時代には鹿児島県の職員数名を「出入り禁止」にしたり、他県の職員を議員会館で土下座させたこともあったという。
永田町関係者の間で、k秘書についた呼び名は「SMの女王」。彼女の激しい気性を知る人たちは「できるだけ近寄らないようにしている」と話す。
豊田真由子、杉田水脈――。いずれも「人権」に無頓着な自民党の女性政治家だ。その両人の秘書となった人物が、「SMが趣味」という激しい気性の持ち主。いまさら政治のレベル低下を嘆いても仕方があるまいが、納税者としては納得のいかない話である。
【お詫びと訂正】
本配信記事中、当初「熊本県選出」とありましたのは「比例九州ブロック選出」、「熊本県職員」は「鹿児島県職員」の間違いでした。お詫びして訂正いたします。