政治・行政の調査報道サイト|HUNTER(ハンター)

政治行政社会論運営団体
社会

武田良太前防衛副大臣の政治団体 “鳩山マネー”を不記載

2016年9月26日 08:45

1武田良太.jpg 衆院福岡6区の補選に出馬を表明している鳩山二郎氏を推す武田良太前防衛副大臣(自民・福岡11区)の資金管理団体「武田良太政経研究会」が、平成25年に開いた政治資金パーティーの収入2件分計120万円を、同年の政治資金収支報告書に記載していないことが分かった。
 不記載となっている120万円は、今年6月に死去した二郎氏の父・鳩山邦夫元総務相の政治団体から受けとったもの。鳩山マネーの存在を隠したことで、武田氏側の収支報告の内容に疑問符が付く形となっている。
 政治資金規正法は、政治資金パーティーに20万円を超える支払いをした者については金額や氏名、住所などを収支報告書に記載するよう定めており、武田氏側の報告書はこの規定に抵触する可能性がある。
(写真は武田良太衆院議員。自民党HPより)

2件分120万円が不記載
 下は、故・鳩山邦夫氏の資金管理団体「新声会」が総務省に提出した平成25年分政治資金収支報告書の一部。組織活動費の内の渉外費として、『武田良太政経セミナー事務局』に対し同年1月25日に100万円、12月20日に20万円が支出されていた。

2~鳩山収支.jpg

 武田氏の資金管理団体「武田良太政経研究会」の25年分政治資金収支報告書を確認したところ、1月25日と12月20日に『武田良太政経セミナー』を開催。それぞれ1,733万円と2,032万5,000円の収入を得ながら、前述の120万円を含め20万円以上の対価を支払った者はの記載は1件もなかった。

2~武田収支.jpg

 鳩山氏側、武田氏側の記載内容が食い違う状況。新声会が武田氏側から受け取った領収書を確認するため、総務省に情報公開請求して入手したのが次に示した2枚の領収書である。

1~武田領収書ー1.jpg
2~武田領収書-2.jpg

 武田氏側が領収書を発行している以上、新声会が総務省に提出した報告書の内容は正確。一方、武田良太政経研究会の報告書に、2件分の収入計120万円が不記載となっていることは明らかだ。

虚偽報告の疑いも
 問題は、120万円の不記載だけに止まらない。武田氏側が開いた25年の政治資金パーティーは2回。収入額は、それぞれ1,733万円と2,032万5,000円だ。この中に鳩山氏側からの100万円と20万円が含まれていなければ、報告書にあるパーティーの収入総額は虚偽。また、鳩山マネー以外の20万円を超す収入を隠した疑いも否定できず、報告内容の信ぴょう性が強く疑われる状況となっている。

 政治資金規正法は、≪政治資金パーティーの対価に係る収入のうち、同一の者からの政治資金パーティーの対価の支払で、その金額の合計額が20万円を超えるものについては、その年における対価の支払について、当該対価の支払をした者の氏名、住所及び職業並びに当該対価の支払に係る収入の金額及び年月日を政治資金収支報告書に記載≫するよう求めており、これを怠った場合は5年以下の禁錮又は100万円以下の罰金と定めている。

 武田良太政経研究会の会計責任者に文書で事実関係の確認を求めたが、「調べて連絡する」(同会計責任者)としながら、2週間以上連絡がない。



【関連記事】
ワンショット
 沖縄県で二十歳の女性会社員が米軍軍属の男に暴行、殺害され...
過去のワンショットはこちら▼
記事へのご意見はこちら
調査報道サイト ハンター
ページの一番上に戻る▲