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仲井真知事 27日に辺野古埋め立てを承認へ

2013年12月25日 06:20

米軍普天間基地 米軍普天間基地(写真。沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設のため、国が提出した辺野古沿岸部の埋め立て申請を、仲井真弘多沖縄県知事が、27日に承認する見込みであることが政府及び沖縄県関係者の話から明らかとなった。

 都内で検査入院中の知事は、25日に安倍晋三首相と会談。その後沖縄に戻り、27日に県庁で埋め立て申請承認を表明するという。
 埋め立て承認によって、普天間基地の辺野古移転が進むのは確実。沖縄県民の反対運動が激化することを懸念する声もあり、年末から年明けにかけて、沖縄をめぐる動きが急展開する。

 埋め立て申請の判断をめぐっては、最終調整をするため、23日から県の担当者らが相次いで上京。17日から東京都内で検査入院していた仲井真知事に、埋め立て申請の審査結果などを報告していた。
 一方、政府は知事が要求していた基地負担軽減策などに対する回答を、安倍首相から伝える方向。このため、25日に首相と仲井真知事の会談が行われる見通しだ。

普天間基地ゲート  基地内の新型輸送機オスプレイ (写真左は普天間基地ゲート。右は基地内の新型輸送機オスプレイ)

 安倍政権は、普天間基地の名護市辺野古への移設を強行する構えで、着々と手を打ってきた。すでに自民党沖縄県連が、県外移設を求めてきた従来からの主張を翻し、県内移設を容認することを正式決定。政府は埋め立て申請を承認するよう知事への働きかけを強めていた。

 仲井真氏は平成22年の知事選で、普天間基地の県外移設を求めることを公約。その姿勢を堅持してきたが、埋立て承認によって、公約との整合性を問われることになりそうだ。

 来年1月には、普天間基地の辺野古移設に大きな影響を与える名護市長選(1月12日告示、19日投・開票)が行われる予定で、「移設に反対」している現職・稲嶺進氏(63)のほか、「移設容認」の立場で県議会議員・末松文信氏(65)が、「移設推進」では前市長・島袋吉和氏(67)が立候補を表明し、激しい前哨戦を展開している。
 政府・与党にとって、埋め立て承認が第一関門とすれば、次の難関は名護市。同市が辺野古移設を認めない限り、埋め立て工事開始も危ぶまれる。そのため安倍政権は、総力戦で末松氏の当選を勝ち取る構えだったが、島袋氏の出馬表明で保守分裂に。知事が埋立て承認を表明した場合、自民党は推進派の島袋氏に立候補辞退を要請、保守一本化を図ると見られている。



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