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議員会館のトイレに一言

2012年5月17日 09:40

議員会館 霞ヶ関に関する取材の合間、永田町の議員会館を訪ねてみた。相変わらずの緊張感のなさには呆れるばかりで、この国の政治がもはや死に体であることをつくづく感じさせられる。
 世論を無視して消費増税をめぐる与野党のバトルが繰り広げられているが、しょせん野田首相も谷垣自民党総裁も、増税自体に対する考え方は同じだ。
 カネが足りなくなったら国民から取り上げればよいという発想であり、江戸時代の悪代官と何ら変わらない。
 700人以上もの国会議員(定数は衆院480、参院242)がいるはずなのだが、増税はもとより、TPP、原発再稼働といった国の未来に直結する課題については何も動いておらず、国会が開催されているとは思えない静かさ。まるで"なぎ"の状態だ。

 国会議員の存在価値が低下する一方なのに対し、反比例して上がっているとしか思えないのは彼らに対する厚遇である。これまでも度々新しい議員会館への過剰な公費投入について批判してきたが、大手メディアが取り上げないことも手伝って、ムダな税金垂れ流しは加速するばかりのようだ。

議員会館内のトイレ 右の写真は議員会館内のトイレの洗面台なのだが、蛇口をひねるとお湯が出るように設定されていた。そばにはペーパータオルまで置かれている。まるで高級ホテル並みなのだ。
 会館に勤務する議員秘書は次のように話す。「節電のためにジェットタオルを止めているのですが、ペーパータオルの方が無駄じゃないですかね。ハンカチを使えば済むことなんだから。蛇口は最近になってお湯しか出ないように設定されたんですが、意味が分からない」。議員会館に勤務する秘書たちも「おかしい」と考えているのある。

 12基(資材搬入用などを除く)ある会館のエレベーターのうち3基は「議員専用」となっているが(冒頭の写真)、この表示を見るたびに気分が悪くなるのは筆者だけではないだろう。
特権が与えられているのなら、「仕事をしろ」と言いたくはなる。 
 この方々に増税を論議する資格があるのだろうか・・・。



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