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佐賀県知事、九電クラブ接待の可能性

秘書課通じ「お答えいたしません」

2011年8月 8日 08:45

 古川康佐賀県知事は4日、九州電力からクラブ接待を受けていたかどうかの確認を求めたHUNTERの取材に対し、県秘書課長を通じ「お答えいたしません」とするコメントを正式に伝えてきた。
 秘書課を通じ、2度にわたって確認を求めてきたが、事実関係を否定できない苦しい状況と見られる。



先月は取材拒否 九電は「差し控える」
 事の発端は先月、古川知事が九電側から接待を受けていた疑惑が浮上。HUNTERから県秘書課に対し、文書で次の2点について確認を求めた。
1、本年3月11日の東日本大震災以降に、九州電力株式会社の幹部社員(佐賀支社を含む)から佐賀市内のクラブ等で接待を受けた事実はあるか。
2、本年3月11日の東日本大震災以降に、九州電力株式会社の幹部社員(佐賀支社を含む)と飲食に及んだ事実はあるか。
 これに対し7月8日、古川知事は秘書課を通じて「こうした取材には答えない」として事実上の取材拒否。
 九電側にも事実確認を求めたが、「回答を差し控える」としていた。

否定できない苦しい状況
 今月3日、佐賀県庁で、改めて秘書課の職員に対し、期間を『知事就任以来』と幅を持たせたうえで、『古川康知事が九州電力からクラブで接待を受けた事実』の存否について、知事本人への取材、もしくは確認を求めたところ、翌日午後になって秘書課長が回答してきた。知事の正式コメントは「お答えいたしません」。
 先月の「こうした取材には答えない」という取材拒否姿勢から、1歩踏み込んで正式に回答した形ではあるが、明確に否定できない状況をうかがわせる苦しいコメントとなった。 

問われる公人の資格
 gennpatu 040.jpgのサムネール画像秘書課長に対し、九電との関係が取り沙汰されるなか、不適切な行為への疑いについては知事自身が明確に否定する必要があるのではないかと指摘するが、「それ以上でも以下でもない」と言う。
 店内で、和服の女性の在籍状況を尋ねたとされる点にまで触れ、再確認を求めたが、「お答えいたしません」とする知事の言葉がすべてだとして、以後の取材を拒否されてしまった。
(写真は九電本社のビル)
 
 古川知事をめぐっては、「やらせメール」や県議会への介入を九電側に促したとする発言内容が発覚。公人としての資格を疑わせる事態となっている。
 あまりに親密すぎる知事と九電の関係からは、クラブ接待をふくむ九電との飲食が常態化していた可能性さえある。
 疑惑を明確に否定することさえできない知事や九電側の姿勢は、事実関係を認めたものと見なされてもおかしくないが・・・。



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